保健師になりたい人達へ ~ブラックな市町村の見分け方!~
こんばんは!青海波です!
実は私、短い期間ですが、保健師していたことがあります。
……と言っても、すぐクビになったんですよね。
入職三週目に、初めて母子相談の見学をさせてもらったのですが、よく見ようと思って先輩保健師の後をくっついて行ったら、来訪してきた母親に普通の職員と勘違いされてしまい、それが原因で
「発達障害なのではないか?」
と言われてしまいました。
当初は
「障害を抱えたままでも仕事している人もいるから……」
などと言われていたのですが、1か月、2か月……と経つにつれて、
「あなたが働いていても、住民達のためにならない」
と言われ、退職まで追い詰められてしまった……という流れです。
……、普通にこれ、パワハラですよね?
入職三週間で突然『発達障害』とか言われても、「え?」って感じですし、見学の仕方が悪かったのなら、そのように指導すれば良かったわけで。
『発達障害』とか、今すごくタイムリーで、悪く言うと「流行っている」障害ですけど、保健師って普段からそのような方々に関わっている職種なのに、それをたかが入職三週間の、経験年数も少ない人間に、断定的にいきなり言ってしまうのって、正直人権侵害なのではないかな……とも思います。
これが、入職して半年ぐらい経っていて、そういう状態なら自分としても納得なんですけど……。
他にも、「三週間目にしては覚えが悪い」なんて言われてしまって、「はぁ?」って感じでした。
保健師の仕事って、ただでさえ多岐に渡りますし、マニュアルも無ければ型にはめられる職業でもないのに、そんな三週間で「覚えが悪い」って言われる意味がわかりませんでした。
他にも、精神疾患で希死念慮を抱える母親のケース会議で、先輩保健師達が、
「そんなに死にたきゃ死ねばいいのにね~」
なんて言って笑っていたり、
自分の意向に従わない保健師に向かって、部署のトップの人間(非医療職者)が
「馬鹿な保健師の癖に意見してくる……」
なんて言っていたり、
保健師の質も悪ければ、職場環境も物凄い悪いところでした(笑)
結局、半年もしないうちに、すぐ辞めましたけどね(笑)
退職する時も、特段引き留めとかもなく、その日のうちにさっさと辞められました。
よっぽど煙たがられていたんでしょうね、私……。
で、今日はそんな保健師の闇を書いていきます!
まず、そんな私が勤めていた、ブラックな市町村の条件を挙げさせていきますね!
①年度途中に中途採用の募集がある
②一度にたくさんの人数の募集がある
④一般的な教養試験とは違った形の採用試験の形式がある。
はい。もう本当にこれに尽きますね……。
全ての条件が物語っているのが、結局
『辞める人が多いから、その分たくさん人を募集しよう』
という背景ですよね……。
しかも、③の『第二新卒チャレンジ』という枠も、結局、
「新卒で一から育てるの面倒だけど、かと言ってベテラン過ぎて自分達で制御できないのも困るから、社会人2~3年目で、従順な人を選ぼう」
っていう魂胆が透けて見えます……。
①は、
「一年勤められない人が多いから、年度途中でも新しい人を採用しなければならない」
ってことですし、②は、
「辞める人数が多いので、採用する人数も多くしなければならない」
ってことですし。
④も、
「一般的な公務員の教養試験で合格出来ないような状態の人でも、なんとかして採用したい!」
ってことですし……。
②は、政令指定都市など、人口が多い地域では採用人数が多いのですけれど、そうでない市町村がそういうことをしていたら要注意ですね……。
というか、政令指定都市などの保健師って、基本激務で、母子なども介入が難しいケースが多いので、あんまり長く仕事が続かないんですって……。
私は病院勤務が嫌過ぎて、デスクワークがしたくて保健師になったのですが、上記の条件がそのまま当てはまる状態の職場に入職になり、本当に要らぬ苦労をしたと思いました。
保健師になってしまえば、そのまま定年まで順調に勤められるかな……と期待していたのですが、甘かったですね……。
私が入職する前にも、新人が入ってすぐに辞めてしまった、という前例があったらしいです。入った当初は何でかわからず、結局最後まで本当の理由はわからずじまいでしたが、今となってはなんとなくわかるような気がします……。
私は一か所でしか保健師をしたことがないのですが、学生時代の友人で保健師になった友達や、大学の保健師の教授から話を聞いても、概ねこんな感じの市町村がブラックらしいので、保健師になりたい方は、参考にしてみてください。