休職のススメ! ~休職は一時緊急避難です~
こんにちは!
有毒看護師アカウントのアルターエゴ、青海波です!
最近、Twitterをやっていると、日々、看護師の過酷な労働環境がたくさん流れてきて、「看護師ってやっぱり異常な環境なんだな~」と噛み締める日々です。
そんな環境から抜け出して欲しくて、新卒でも看護師としてお金を稼げる方法をこのブログで紹介しているのですが、今回はその前段階である(という言い方もおかしいですが)休職に対して書こうと思います。
全て私の経験ですが、
「もう毎日仕事辛い……」
「病棟に着いたらわけもなく涙が出るようになった」
「食事が食べられない」「過食をするようになった」
「頭が回らなくなった……」
「夢でも働いていて休んだ気がしない」「眠れない」
「休日も動けない」「休日は現実が嫌過ぎてしょっちゅう出かけている」
「このままあと三年も看護師続けるの?死にたい……」
などなど、死にそうになっている看護師の皆さん!必見ですよ!
もうそんな段階になったら、というかそんな段階になりそうだと容易に想像出来たら、ごちゃごちゃ考えず、その時点でもう休みを取るべきなんです。
でも、休職ってメリットもあるけど、デメリットもあるんですよね。
確かに休みを取るべきなんだけれど、あくまで休職って、一時の緊急避難的措置なんです。場合によっては、それで更に精神を病んでしまう場合があります。
今回はその部分も説明していきますね。
では、休職に至るまでの流れをご紹介します!
①心療内科へ受診します
まずは、何処でもいいので、スマホで検索して、心療内科を受診してください。
医師と合う・合わないは二の次で、とにかく受診することが大切です。
そこで、泣きながら話を聞いてもらうのも良し、その時点で診断書を書いてもらうのも良し!
だいたい初回なら『適応障害』の診断が出ますね。
診断を出さないのなら、薬が出るでしょう。私はデパケンとストラテラが出ました。
職場で『優先順位が考えられない』とか『行動が遅い』、『食事がまともに取れない』『ずっと泣いている』とか、まぁそんな感じのことを相談したら出されましたね。
確か、「勘違いしないんで欲しいんだけど、これは子育てで追い詰められている親御さんとか、ちょっとしんどい人にもよく出している薬だから……」なんて言われましたね。
デパケンはともかく、ストラテラは初診で出すような薬じゃないよな……とは思うんですけどね……。
あと、診断書はお金がかかります。
だいたい2000~3000円、高くても5000円以内ですが、医療機関によって全然違うので、ご注意ください。
②職場に連絡して休職に入ることを伝える
診断書を貰ったら、次の日の朝に職場に診断が下りたことを連絡します。
私の場合、とりあえず病棟に繋いでもらい、なるべく上の人に電話を代わってもらいました。
話すのは非常に勇気が必要でしたけど、当時は休みたい一心で頑張りました。
でも、電話が苦手だったり、いきなり休むのに抵抗がある人は、病棟に出勤して、直接師長に渡してもいいと思います。
ただ、診断書の受け取りを拒否されたりしたら、そのまま次の日から休んじゃいましょう。
③傷病手当金の申請書などを書く
診断書を渡したら、次にしなければいけないのが『傷病手当金』の手続きです。
公立の病院などはだいたい休職中にも給料が出るのですが、それ以外の病院は給料が出ません。
ひどいですよね~。病院の労働環境のせいで肉体と精神をぶっ壊すことになってしまったのに~。
で、その出ない給料の代わりに、傷病手当金を申請することになります。
これは連続する三日間を含む四日間以上休んだ場合に、病院が入っている保険会社から支給されます。
傷病手当金の額は、一日辺り
支給開始日以前の継続した12ヶ月間の標準報酬月額を平均した額÷30日×2/3
と決まっていますが、簡単に言えば、
毎月、月給の80%ぐらいが支給される
と考えて差支えないでしょう。
期限は、最長1年6か月受け取ることが出来ますし、その間であれば、仮に復職して、また休職になってしまっても支給されますので、ご安心ください。
その申請書は、だいたい病院が用意してくれるか、ネットでダウンロードするかなので、そこら辺は病院の指示に従ってください。
まぁ、一人暮らしだとプリンターが無いという状態の方が多いので、病院に用意してもらうのが無難でしょう。
☆休職にあたっての注意点!
①傷病手当金が下りるのには時間がかかります!
傷病手当金を申請して、それが承認され、実際に降りるまではだいたい1~2か月かかります。
その月は給料で過ごせるかもしれませんが、その次の月になると、金銭的に厳しくなるかもしれません。
ひどい時には3か月以上かかる場合もあります。
なので、必ず休職するには1~2か月分のお金があるかどうか確認するのはもちろんですが、
会社側に、いつ傷病手当金が下りるのか、必ず催促確認しましょう!
②休職してても年金や税金、家賃や光熱費などは払わないといけません
もちろんですが、働けない状態であっても、年金や税金、家賃や光熱費を払わないといけません。
また、私の場合は、職場が属している保険会社から、傷病手当金を支給されているのにも関わらず、保険料を後から請求されてしまったことがあります。
なので、払えない場合は、必ず払う先に相談してください。
私は家賃、光熱費、住民税は払えましたが、年金は市役所に行って相談し、免除してもらいました。
また、保険料は、1~2か月支払いを延長してもらいました。
③絶対に不安に苛まれます
実際、私は予想以上に社会保障費などの出費が多く、休職ライフはあまり続けられないと判断したので、結局休職した後辞めましたけどね(笑)
休職中はバイトも出来ないし、ただ膨大な時間だけがあって、悪いことばかり考えてしまっていました。
不思議ですよね。休職前は、「永遠に休んでいたい、せめてゆっくり眠りたい」とばかり考えていたのに。
マジで、おちおち病むことも出来ない①、②のデメリットですが、1~2か月ぐらいのその場しのぎには最適だと思います。
切羽詰まっていたら、とにかく少しでも休んで、頭を冷やしてください。
でも、実家に戻れる人は絶対実家に戻った方が良いし、友人や知人を頼れる人は、思う存分頼った方が良いです。
お金のない不安や、先行きが不透明な不安は、簡単に自分を蝕みます。そんな不安と戦うことが、一番大変です。
下手したらそれで拗らせます。
ここまで書きましたが、本当に、あくまで休職は一時の緊急避難です。
自分の心身を休められたとしても、新人ではどうしても技術面で遅れを取りますし、現実的な問題は何も解決していないに等しく、最早自分一人で抱え込むのは不可能に近いです。
なので、休職中は、まず周りの人にたくさん頼って、思いっきり自分を休ませる体制を取ってください。
落ち着いてから、職場に相談して、今後のことについて決めましょう。