海のまにまに

社会人三年目看護師の青海波の備忘録。転職3回、辞めたい、やる気ない看護師のための生存戦略について書きます。ついったー→@M3TrEpFEYj8F0ac

辞めたい看護師はさっさと辞めた方がいいと思う!

 こんばんは、青海波です!

 

 一週間空いてしまいましたが、生きております。

 

 本日のテーマは表題通りです。

 

 職場で、私と同年代ぐらいの先輩看護師がいるのですが、

 

 なんと、その人も、新卒一年で病院を辞めてからこの職場に入った、という事情を聞いて、とても驚きました!

 

 いやぁ、仲間がいましたいました!

 

「病棟で続けていくには、やっぱり何処か壊れないとダメだと思う」

「病棟で続いていたのは、よっぽど技術が出来る人か、要領良い人か、体育会系についていける人だけ」

 

 という結論で満場一致しましたね。

 

 もちろん、皆が皆そうであるとは思わないのですが、やっぱりついていけないと思った時点で辞めた方がいいんですよね。

 

 その先輩は、今実家通いで、見たところ結婚もしていないような感じなので、多分、私と同じような気持ちになったことが多々あったのではないかなと思います。

 

 病棟は一年で辞めたみたいですけど、この職場では3年ぐらい続いている感じで、古参の先輩方から可愛がられている様子ですし。

 

 病棟では辛くて苦しくても、何処の職場でもそんな状況になるとは限らない、という良い例を見させてもらっています。

 私もその先輩のように、続けていけたら一番いいんですけどね。

 

 こればっかりは何も言えませんけれど、病棟で働いていた時よりは、確実に話しやすい先輩方ばかりなので、質問一つするにも怯えずに聞けます(笑)

 病棟にいた時は、先輩に質問するのにも怖くて怖くて、どうしても聞かなければならないことだけピックアップして、どう話したら先輩の機嫌のを損ねずに済むか、ずっと頭の中でシュミレーションしてからやっと話していましたからね……。

 毎日毎日緊張の連続で、先輩に対しての恐怖感が凄かったです……。物音立てるのにも気を遣っていたほどですから……。

 

 確かに、転職って言う程簡単じゃないですよね。

 まず、何処に就職すれば自分が働いていけるかなんてわからないし。

 職歴にも傷が付いてしまうし。

 また面接から始めなければならないし。

 下手をすれば、今より給料が下がってしまうかもしれないし。

 

 だけど、だからこそ、今の職場で働くことがただ苦痛な看護師は、その職場を辞めた方がいいと思います。

 

 残念ながら、看護師のことは誰も守ってくれません。

 

 労働環境について愚痴を言おうものなら、先輩や同僚に一気に叩かれ、「そんなこと言ったら患者さんが可哀想」とか言われ、容易く本音を封じ込められてしまう現場なんですよね。

 ひどいと、自分の家族にさえ責められることもあります。

 これは世間の一般の方が病院や医療現場の現状を知らず、しかも現場もそんな一般の方の要求に当然のように答えているため、ごくごく自然な流れで、看護師の労働を無尽蔵に消費しているからです。

 

 結局、皆「白衣の天使」を現実の看護師にさえ求めてしまっているんですよね。

 声を上げても、同業者ですら「白衣の天使」に酔ってしまっているため、「患者さんのこと、本当に考えているの?」等々、責められてしまうことがあります。

 

 看護師は、自分のことは自分で守るしかありません。

 

 だから、苦しかったら、逃げてください。

 

 誰よりも何よりも、「あなた」の方が大事なのですから。

 

 


看護師ランキング  

大口病院の連続中毒死事件について

 こんばんは、青海波です。

 今回は、大口病院の連続中毒死事件の犯人が捕まったニュースを聞いて、自分なりに思ったことを書いていきたいと思います。

 

 まず。

 自分なりにホームページ見たりしましたけど、あの病院って(予想通りというか)療養型病院だったんですよね。

 その時点でお察しだと思います。

 

 犯人の元看護師の動機が確か「死亡退院時の遺族への説明が面倒」とか少し流れていましたけど、凄く納得してしまいました。

 

 かく言う青海波は、死亡退院時にあまり携わったことはありません。

 そのレベルになる前に、私はもう限界だったからです。

 

 療養型病院に勤めた当初は、頑張ろうと思っていました。

 新卒で勤務した病院では上手く行かなかったので、心機一転、基本的な看護技術を学んで、とりあえず色々なところで働ける看護師になろうと張り切っていました。

 

 だけど、すぐに心が折れました。

 

 状態が安定しているからって、いきなり8人受け持たされ、しかも軒並み全介助。

 意思疎通も出来ず、四肢も拘縮し、体位交換したらお小水を漏らし、ただそこに横たわって目を開けて、時折奇声を発しているだけの人達。

 それでも、吸引をしなければならず、透析をしなければならず、褥瘡のケアをしなければならず、服薬をしなければならず、オムツ交換も更衣も胃瘻も点滴もしなければならない人達。

 

 どんなに人手がいなくても、どんなに受け持ち患者が多くても、きっちりきっかり毎日一人一人に全ての処置を実施しなければならず、どれも怠ってはいけない。

 しかも、その上、熱を出したり胃管を抜去したりしたら、それなりの対応をしなければならない。

 

 

 私は、だんだん自分の感情が崩壊していくのを感じました。 

 

 そうなってしまった患者達だって、意思疎通が出来て、自分で立って歩けて、働いたり、遊んだりして、家族が居たり、友人が居たり、それぞれ積み上げて来た人生があった筈なんです。

 だけど、『今』、自分の目の前にいる患者は、意思疎通も出来ず、奇声を発して、排せつ物を垂れ流し、それでも胃瘻や点滴で生き長らえている、回復する見込みもない、ただ死を待つだけの高齢者。

 

 次第に、『高齢者』とも思えなくなりました。

 

 不思議なもので、意思疎通が出来ず、全介助の高齢者でも、『快』『不快』を感じることは出来るんです。

 

 吸引をすると苦しがります。

 褥瘡のケアを嫌がります。

 歯磨きも、噛みついてきます。

 

 誰かの手を借りないと自分の身の回りのことすらままならず、そもそも思考力さえ落ちているのに、完全にこちらの思い通りになる訳でもないのです。

 

 最早、私はそんな患者達のことを、完全に『敵』と見なしていました。

 心の底から嫌悪したのです。

 本当に憎んでいました。今も、その感情は消えていません。

 それは、自分が自分でなくなるような、真っ黒になるような心地でした。

 多分、一生忘れないでしょう。

 

「何で大学まで出て、実習だって出来ないなりに頑張って、看護師と保健師の資格だって取ったのに、二十代前半の貴重な時間を、後は死ぬだけの高齢者達の世話に捧げなきゃいけないの?」

 

 と、本気で思っていました。

 

「何で、何も出来ない、胃瘻で命を繋げているだけの、後は死ぬだけの人達に、真面目に心臓マッサージしないといけなくて、真面目に発熱の時に氷枕持って行かなきゃいけないの?」

 

 とも思っていました。

 

 当時のその病院は、師長が変わったこともあり、今まで勤めていた人がゴッソリ退職していったという状況もありました。

 年間休日がとても少なく、夜勤の後も連続して夜勤が入っていたり、一人休んでしまうと、受け持ち患者の人数が15人以上になる、人手が少なく、ブラックな労働環境でした。

 

 今にして思えば、労働環境のせいなのです。

 寝たきりの高齢者達のせいではないのです。

 もし寝たきりの高齢者達を看るとなっても、余裕のある人員で、休みも十分取れて、業務量だって自分のレベルと高齢者一人一人の状態に合った量だったら、ここまで心が荒むことはなかったでしょう。

 また、少なくとも、大学時代にあれほど習った、『QOLの向上』や『健康寿命の延伸』『リヴィング・ウィル』が生かされているような状況であれば、少しは納得することが出来たでしょう。

 

 

 だけど、本当に、療養型病院で働いていた時の私は、惨めで惨めで仕方ありませんでした。

 自分が『看護師』だと名乗るのがとても恥ずかしかった。

 大学まで出て看護師と保健師免許を取ったのに、実際には、自分の心身を擦り減らしてまで、もうすぐ死ぬ筈の人達の世話をしているなんて、本当に惨めでした。

 治る見込みもない、どうにもならない、ただ死ぬのを待っているような人達の世話を、休みも給料も少ない状態やっているなんて、まるで都合よく使われている奴隷のような気分でした。

 

 自分の身体や心が守れていなければ、それを害する人間に対して、怒りや憎しみの矛先が向かうのは当たり前のことです。

 そして、私は、その矛先を患者に向けたのでした。

 

 私は、寝たきり患者のことを、「人間の成れの果て」、酷い時には「家畜、いや、それは家畜に失礼かw」ぐらいには思っていました。

 

 新卒で働いていた病院にいた時や、学生の時でさえ、患者のことをそんな風に思ったことはなかったのに。

 

 そんな中で、私に限界が来ました。

 人工呼吸器・胃瘻・点滴・透析ありで、全介助の患者が危篤状態に陥った時、、家族からの要望があるからというだけで、ドクターコールを鳴らし、病院総出でCPRを行っていた場面を見た瞬間に、

 

「私はここまで技術を磨きたくないし、覚えたくもない」

「仕事が出来れば出来るだけ、責任ばかり押し付けられる」

「もう後は死ぬだけの人に対して、これ以上何もしたくない」

「看護師なんてもう嫌だ。少なくとも、もう病院には勤めたくない」

「でも、こんな経験も技術もない人間に、病院以外の就職先なんてあるの?」

「死にたい。あぁ、死にたい。看護師になんてなったばっかりに、お先真っ暗だ」

 

 という感情が一気に押し寄せてきたため、その日のうちに、心療内科に行きました。

 

 ……、まぁ、正直、こんな経緯があるため、私なんて、看護師の風上にも置けない存在だと思います。

 なので、今はどちらかというと『看護屋』という意識でやっています(笑)

 

 というのは置いておいて。

 

 まだコメントもあまり出て来てないから推測でしかないのですが、大口病院の元看護師の犯人も、きっと、こんな感じの、「患者を患者と認識できない」精神状態だったのかなと推測します。

 

 『殺人をした』という意識も薄くて、『死期を早めた』という感覚なのではないかな…と。

 

「どうせほっといても死ぬんだし、寝たきりで何もできない人達なんだから、自分の仕事が増えないうちにサクッと片づけてしまおう」

 という、異常な心理状態の中での、ある意味軽い気持ちだったのかなと。

 だから、通り一遍の謝罪の言葉は述べても、心から反省なんてしないでしょう。

 

 だって、あの状態のままだったら、きっと私が犯人と同じことをしていましたから。

 

 彼女は、私の身代わりになったようなものだとも思います。

 

  擁護はしませんけどね。自分が壊れていくのはわかっていたでしょうし、それに対する恐怖だって普通なら感じていた筈ですし、そこにきちんと向き合いもせず、ただストレス発散的にダラダラその行為を続けていただけなんですから。

 

 

 今、このブログを読んでくださっている方の中には、ここにあるのと似たような気持ちになっている方もいらっしゃると思います。

 

 だけど、自分からは踏み出せずに、このページを読んでいるんだと思います。

 

 私は経験も少ないけれど、それでもなんとか食いつないで、なんとかやっているんだということを、お伝えしたいです。

 

 ここまで自分の気持ちを崩壊させなくても、看護師という資格を使って、生きていける術はあるんです。

 

 今、辞めたい、苦しい想いをしている看護師の皆さま。

 

 経験年数が少なく、転職先があるのかと不安になっている看護師の皆さま。

 

 大丈夫です。

 

 大した志なんてなくても、病院じゃなくても、正社員じゃなくても、この資格を存分利用して、食いつないでいくことは出来ます。

 

 だから、どうか、自分を追い詰めないでください。

 

 もっと楽に自由に生きましょう。

 


看護師ランキング

 

少し迷う

 こんばんは、青海波です。

 今回はちょっと日記というか、悩み事というか、そういうのを書きます。

 

 今までぼかしていたのですが、私の今の仕事は検診看護師で、それこそ採血メインの仕事をしています。

 最近なんですけど、移動車の方に異動になってしまって、本当に生活リズムが変わってしまって、苦痛なんですよね。

 

 出発の時間の20分前には来て準備をするんですけど、今日はなんか特殊な場所だったみたいで、1時間前に行かなければならなかったらしく、私にその連絡は来ていないし、大雨の影響でいつもより早めに出て、それでも40分前には着いていたのに、既に準備は出来上がっていて、結局『遅刻した』扱いになってしまいました。

 ただでさえ出社時間が前より早まっているのに、ほんとありえない……。3か月で異動っていうのもなかなか無いことだし……。

 しかも、出社時間は早まっているのに、退社時間は前と同じですからね?!ほんとありえない!早く帰りたいわ!帰ったら帰ったでぐったりで、前と違って教えてもらった内容を振り返る気力もないし!

 

 時間の流れも前と全然違うし、忙しい分にはいいけど、今まで全く関わったことのない業務に関わらなきゃいけなくなって、本当に嫌だ……。普通に健診センター勤務だったら、2年ぐらいはやらなくていい業務だったのに……。

 前の職場は指導者と相性が悪かったからそこは異動になってラッキーだったけど、この生活がずっと続くのかと思うと、正直体力持つの?って感じ……。

 子育て終わったようなマダム達が多くて、子育て世代が全くいないのも、「あぁ、そういう感じなのか……」って納得だし。

 

 しかも、1年ぐらい経たないと正社員になれない影響で、夏休みもろくに貰えず、旅行に行こうと思ったのに、連休貰ったら、5日勤が3回続いてしまう、とか言われ……。

 本当、お金要らないからそこ休ませて欲しいって言おうかな……。びっくりされるかもしれないけど。

 

 職歴欲しくて勤めているけれど、もう辞めようかしら。

 3か月ぐらいしか経っていないけど。

 

 正社員になったらなったで看護技術以外の事務仕事も求められて面倒臭いし、派遣の方がそういう雑務とか無いから、ほんとそっちで稼いだ方が楽なんではないだろうか。

 

 訪問入浴も朝早いし、残業あるけど、技術と看護記録以外の事務仕事とかしなくて済むもんなぁ~。 

 本当に行って帰ってきて終わりだし、派遣看護師ってことで、ちょっと丁重に扱われるし。

 一日1万5千円な上に、あちらから提示された範囲内でなら、働く日を自由に決められるし。

 

 逆に正社員嫌だわ……責任増えちゃうし。

 保険料とか税金の問題はあるけれど、この資格があれば必死になって稼がなくても払えちゃうわけだし。ましてや私、実家暮らしだし。

 

 まだ日が経っていないからもう少し見極めるけど、あんまり疲れるなら、身体が持たないから本当辞めよう……私はそこいらの、体力がスーパーサイヤ人並みの看護師とは違うんだからさ……。

 

 

↓ランキング参加しています!よろしくお願いします!
看護師ランキング

 

辞めたい独身看護師~!集合~!

 

 こんにちは、青海波です!

 

 ……、ついつい寂し過ぎて集合をかけてしまいました。

 

 今の職場は元々既婚者&子持ちナースが多いのですが、この度別の場所に異動になりまして。

 

 で、行ってみたら、ますます年齢層が上がってしまい、(皆さま良くして頂いたのですが)本当にこのような日勤帯の職場には私のような年少の独身看護師は居場所が無いんだな……とつくづく実感しております。

 

 何ででしょうね。

 「看護師は結婚するまで病棟でスキルアップ」みたいな価値観が染みついてしまっているのでしょうかね。

 

 いや、そうしたい人はそうすれば幸せだと思うんですけど、今明らかに苦しんで、自分の生活さえままならず、身体と心に異変が出て来ている方が、「今この一年を越えれば…」とか「三年目になったら辞めてやる…」とか歯を食いしばって耐えている状況が異常だと思うんです。

 何でそこまで自分を酷使するの?たとえその一年や三年を乗り越えたって、絶対に楽にならないよ?

 

 先輩達見てみ?誰が定時で上がっているの?

 

 どう考えても患者の数とか介護量とか処置量が多すぎて、「こんなん絶対無理!」って思っているところに、「やるしかないでしょ!」とか根性論で通されて、げんなりしたことはない? 

 

 リーダー業務とかやっていて、明らかにキャパオーバーでイライラしている人とか見て、「自分もああなるんだ……」って恐怖に慄いたことはない?

 

 「生涯勉強だよ」とか言われて、その割に資格取っても給料に5000円くらいしか上乗せされない話とか聞いて、「うわっ……きっつ……」とか思わなかった?

 

 病棟で、先輩や同僚が過労で倒れたり、点滴打ちながら仕事していたり、いつも誰かしら「眩暈がする…」「腰が痛い…」とかぼやいていたりしているのを見て、ゾッとしたことはない?

 

 そして、自分も、病気で苦しんだり寝たきりになったりしている患者見ながら、

 

「いいなぁ、私も休みたい」

 

 と、ちらっとでも思ったことはないですか?

 

 そんな場所で、三年以上我慢して勤務したところで、心身擦り減らして寿命を削る結果にしかならないの、目に見えているじゃないですか。

 

 今の病棟にいる先輩達みたいに、本当にあなたはなりたいの?

 

 技術も知識もあるはずなのに定時に上がれなくて、ボロボロになって、だけどスタッフや患者に笑顔を振りまかないといけない、そんな痛々しい人間に、本当になりたいの?

 

 もっと幸せに生きたくならない?

 もっと楽に生きたくならない?

 

 「結婚」なんてわかりやすいゴールに飛びつかなくても、辞める術はいくらでもあれば、転職先だって無い訳ではないし、派遣で食いつなぐことだって出来るのに。

 

 もっと便利にこの資格を使いましょうよ。

 

 技術も知識もなくたって、出来る仕事はあるんですよ。

 食いつないでいくぐらいなら、出来るんですよ。

 

 過酷な環境にあなたが食い潰されるのは、本当にもったいない。

 

 誰にだって普通の生活を送る権利はあるんですから、看護師で年数が少ないからって病棟で使い潰されるような人生を、一年だって送っちゃいけないと思います。

 というか一日だって本当は送るべきではないんです。

 

「技術が身に付いてないから」

「アセスメント能力が身に付いてないから」

「社会人として未熟な自分を雇ってくれるところはここしかないから」

 

 だから何ですか?

 

 そんな理由ごときで、どうして病棟で酷使され続けなきゃいけないんですか?

 

 誰だって、他の人を奴隷のように扱っていい決まりなんてないんですよ。

 

 誰だって、自分を生き残すために、自分にとっての最善の手を取り続けられる権利があるんですよ。

 

 それなのに、看護師だけそれが通らないのは、本当におかしいです。

 だから皆不満やヘイトを溜めて、色々拗らせてしまうんです。

 私も、社会に出た、たったこの2年間で、自分の人生や人格が大きく変わってしまいました。せめて、その復讐として、このブログで看護師のことを書いているに過ぎません。

 

 このブログを読んでいるあなたは、私のようにはならないでください。

 

 自分の人格を歪めるまで、自分の身体と心が悲鳴を上げるまで、我慢はしないでください。

 

 

 

 


看護師ランキング

 

新卒看護師転職失敗談!その2 ~CRC~

 かつて「患者さんのために!」と瞳をきらきらさせていた、辞めたくて辞めたくて仕方がない看護師の皆さん!

 

 今日も生き延びていますか?!

 

 こんにちは!早々と病棟をリタイアし、今や採血の腕一本で生きている青海波です!(←

 

 うざい煽り文句はそこまでで、今回は私の転職失敗談の第二弾をお送りします!

 

 皆さん、『CRC』という仕事はご存知でしょうか?

 

 別名『治験コーディネーター』、平たく言うと、『新薬の開発に携わる』仕事です。

 

 もう二度と病棟で看護師なんてやりたくない!と思った私が、産業保健師の次に目を付けたのがこの仕事。

 ぶっちゃけ、この仕事ならデスクワークだし、一施設に患者さん一人だし、最初は先輩と一緒に仕事をさせてくれるという情報を聞いて、片っ端から転職サイトで聞きまくり、なんとかしてこの職にありつこうと血眼になっていました。

 

 しかし、結果は大失敗!

 

 それは何故か。

 

 産業保健師と同じように、最低でも経験年数二年以上を掲げる企業が多かったからです! 

 

 当初は転職サイトの担当者から、面談で

「青海波さんはせっかく資格を持っているんですから、それを使わないのはもったいないです!1か月後までにはCRCとして就職出来るように仲介しますよ!」

 なーんて調子のいいこと言われちゃったのですが、結局、求人票を貰った企業がことごとく

「いや、実はその会社、経験年数2年以上じゃないと応募できなくて……」

 と、二週間後ぐらいに電話口で言われる始末。

 

 いやいや、そんな話、聞いてませんけど?!(←って感じだったんですけど。

 

 で、そこから音信不通で、全く音沙汰なし。

 

 他の会社にも当たりましたが、めぼしい会社は時間差ですぐに埋まり、残ったのは、日本全国津々浦々に転勤アリな職場のみ。

 

 そうなのです。

 

 CRCは、特に大企業に勤める場合、転勤あります。

 

 新人が関われる治験には限りがありますし、特に今は、数々の会社が治験の件数を奪い合っている状態だそうで、東京から大阪とか、その逆とか、転居の伴う転勤をしないといけないことも多いそうです。

 大企業ほど新人研修がしっかりしていて、治験について安心して学べる環境が整っているらしいのですが、いかんせん、転勤のリスクが大きいんですよねぇ……。

 あと、なんか入社試験?を行う会社もありましたね。SPIから出題されるらしかったのですが、それも面倒(笑)ですし、そんなに時間をかけたくもなかったので、書類選考自体は通ったのですが、辞退してしまいましたね……。そこの企業も、転勤ありきでした。

 

 という訳で、転勤をしないといけない職場は青海波の望むところではなかったので、それっきり、CRCで転職活動をすることはやめてしまいました。

 

 だけど、心機一転、日本全国津々浦々、転勤しても全然オッケー!なんとしてでも看護師から抜け出したい!っていう方には、おススメです。

 大企業だと経験年数を問われることが少ないですし、実際、看護師などの資格を持っていない人でも就ける職業ですので、就職するハードルとしては低い方だと思います。

 また、看護師が転職出来る日勤の職業にしては、正社員採用が多く、お給料も高い方ですので、その意味でも不足はない職業ですね。

 

 それと、英文の論文を読むこともある職業ですので、やっぱり英語が出来る人が有利です。

 更に、TOEIC700点以上あれば、CRCよりもデスクワーク寄りの仕事である、CRAにも転職出来る可能性が広がります。

 

 これらの条件を満たしている方は、是非、考えてみてはいかがでしょうか?

 

 では、今回はこの辺で。

 

 

 

↓ランキング参加しています!よろしくお願い致します! 


看護師ランキング

看護師は『技術ありき』です!(長々と、とりとめのない、愚痴)

 こんばんは!青海波です!

 

 やっぱり思うのですが、看護師って、『技術屋』だと思うんですよね。

 アセスメントだなんだ色々言っていますが、所詮『技術屋』だと思うんです。

 

 だって、技術が出来ていないと、何もできないじゃないですか。

 アセスメントや観察なんて、経験とか蓄積した知識が必要なので、それを培う間は、どうしたって『技術』が必要なんですよ。

 だから、アセスメントや関連図よりも何よりも先に、『技術』を徹底的に学校で身に付けさせるべきだと思うんですよね。

 そもそも、今の法律では、実習において、塗り薬ひとつ塗るのだってやってはいけない、みたいな制約ばっかりで、学生時代の実習だけでは何も身に付かないし、具体的に職務内容を想像できず、ただ教員の顔色だけ窺って、良い感じにコミュニケーションだけして、実際の職務ではあまりやらない『足浴』とか、申し訳程度に行って終わり!みたいな内容、本当に多いと思います。

 

 看護学生を実務で使えるように育て上げるなら、延々と点滴でも詰めさせておく方がよっぽど効率的だと思うんですよね個人的には……。

 

 確かに、アセスメントとかも勉強していくことは必要だと思いますが、何も時間外で無理矢理看護研究をしたりとか、一年次の研修で無理矢理課題を出すとか、そういうことをしなくてもいいと思います。

 というか、アセスメントが出来ないなら出来ないでも、別に仕事は出来るんですよね。現に、私なんて、採血のみで稼いでいますし。

 

 ひと昔前なんか、絶対今みたいに時間外の研修なんてしていなかったと思うんですけど、どうしてこうなっちゃったんですかね?

 

 看護師は学者でも研究者でも何でもないんです。

 『診療の補助』と『療養の介助』という技術を提供する『技術屋』でいいと思うんです。 

 それ以上を目指したい人は目指せばいいだろうけど、目指さない自由も許して欲しいですよね。

 『看護研究』なんて、上の人達がやってりゃいいのに。

 

 よく、看護や介護系の職種のことを『ピンクカラー』なんて言っていますけど、なぁに優しい感じの色にしちゃってんだか……って感じですよね。

 実態は、『ブルーカラー』と然程変わらないように思います。

 

 昔は、大卒の看護師なんて早々いなかったといいますけど、その方が良かったんではないでしょうかね。

 看護師って、机の上の勉強が出来る人が仕事出来るイメージ無いですよ。

 私は看護大学に特待生で入学しましたけど、実習とか実技が全然出来ず、今こんな体たらくですし、学生時代の友人達を見ても、勉強が出来る子が挫折していて、国家試験を突破するのにも苦労していた子がいきいきと働いている感じがします。

 看護師って、仕事をする上では、机の上の勉強とは違う脳の部分を使っているような気がします。

 だから、ぶっちゃけ看護師に学歴なんてあっても何も役に立ちませんよね。

 学だけある人間が生き残っていける環境では全くありませんしね。

 それよりも、普段から器用で身体能力が高い人間が長く図太く生き残っている感じがします。

 

 よく、「看護師は人間でないと出来ない仕事だ」とかいう話を見掛けるのですが、私は逆で、今にAIに取って変わられる仕事だと思っています。

 

 こんな仕事、絶対ロボットの方がいい。

 だって、人の命を守るのに、受け持つ人間ごとに質が違っていちゃ、不安じゃないですか。

 新卒の看護師も、ベテランの看護師も、どっちが付くかわからないなんて、患者からしたら恐怖ですよ。

 

 あと、「人の手で看護されたい」という言葉も見受けられますけど、人に自分のオムツ交換をしてもらいたいですか?

 自分の尻とか局部を赤の他人に見られるんですよ?恥ずかしくないんですか?と言いたい。

 だったらロボットの方が絶対いいですよね。

 

 今はロボットより人の方が安く使えるから人が使われているんだと思うんですけど、絶対ロボットの方が安くなったらロボットに切り替わりますってこんな仕事。

 特に、寝たきりの高齢者の看護なんて、本当にロボットで十分ですよ。どうせ人のことなんてわかんないんだし。

 あと認知症相手にするのだって、きっとロボットで十分です。生身の人間だと無駄に傷付きますし疲れますからね。 

 

 だから、看護に熱くなっている人間の気持ちがよくわかりません。

 きっと、その人はその人の見たい世界があるのでしょうね。

 人間として信じたい可能性があるのでしょうね。

 

 でも、それに他の人を巻き込むなと言いたいし、その綺麗事で、あくまで生活の糧としてこの仕事をしているだけの同業者を追い詰めないで欲しい。

 

 看護師は『技術屋』でいいんです。

 自分の学んだ看護技術を売って稼ぐ。

 それでいいんだと思います。

 そこから出ようとして、傲り高ぶってしまっているから、今こんなにブラックな界隈になっているんだと思います(昔から、かもしれませんが)。

 

 

 

 

↓ランキング参加しています!よろしくお願い致します。

 


看護師ランキング
看護大生ランキング

やる気ない看護学生に告ぐ! ~選んじゃいけない!転職に不利なのはこの病棟!~

 自分が看護師に向いていないとわかってしまったけど、入学してしまった以上もうどうしようもない!と焦っている看護学生の皆さん!

 こんばんは! 一緒に楽になりましょう!青海波です!

 

 今回は、表題の通り、クリニックや健診センターなどに転職しにくい科や病棟についてお話しさせて頂きます!

 

 将来は日勤だけの職場に勤めたい方!必見ですよ~!

 

 ①大学病院

 看護大学や看護学部が乱立している今、付属の大学病院に入職する方も多いかと思います。

 しかし、個人的に、将来クリニックや健診センターなど、日勤のみの職場に勤めるつもりなら、私は大学病院で働き始めることは得策ではないと考えています。

 

 何故なら、二次医療ならまだしも、三次医療まで担うような高度な病院は、採血やサーフロー挿入などの手技を、医師が行ってしまうことが多いからです。

 

 重症患者に対するアセスメント能力は身につくかもしれませんが、はっきり言って、クリニックや健診センターでは、そこまで求められない技術です。

 丁寧にアセスメントするよりも、採血や点滴などの手技を活かして、大勢の患者や利用者を捌く必要があります。

 

 ですから、新卒で大学病院に入ってしまい、後にクリニックや健診センターで働こうと思っても、採血やサーフロー挿入が出来なかったり、苦手意識があったりすると、他のスタッフに教えてもらわなければならないので、面倒だと思います。

 

 だからこそ、将来クリニックや健診センターなどに勤めようと思っている方は、最初は大学病院で働くことを選ばない方が賢明です。

 

②小児科

 小児科は、数多ある科目の中でも人気のある科の一つだと思いますが、将来クリニックや健診センターなどに勤めるつもりであれば、やめておいた方が無難でしょう。

 

 何故なら、こちらの科目も、採血やサーフロー挿入などの手技を、医師が行ってしまうことが多いからです。

 

 やはり小児は成人と違って血管が細いので、看護師が行うより医師が行う方が確実だ、ということで看護師より医師が行うことの方が多いです。

 

 しかし、当たり前ですが、これではクリニックや健診センターの業務で必要な採血やサーフロー挿入などの手技が身に付きません。

 

 出来る限り希望することは避けましょう。

 

③療養型病院・病棟

 第二新卒の転職先として、よく挙げられるのが療養型病院・病棟です。

 長期入院の患者が多く、看護の基礎をゆったり学べる、というイメージが流布しています。

 

 しかし、それは間違いです。

 

 確かに、採血やサーフロー挿入などの手技は学べます。むしろ、バンバンやらされます。

 だけど、それ以上にデメリットの方が多いです。

 

 一日の受け持ち患者の人数が、基本的に10人以上になります。

 色々な病気を持つ方がごちゃ混ぜになって入院されているので、一つ一つ整理しなければならず、一人一人の患者を把握するのがとても大変です。

 

 しかも、寝たきりや認知症、糖尿病、がんなど、介護度の高い患者が多く、ハッキリ言って疲弊します。

 学生時代に『傾聴が大事』『コミュニケーション』『QOLの向上』などと綺麗事看護の考え方を教わっているとは思いますが、それがことごとく全て裏切られ、高齢化社会の片棒を担がされているような罪悪感を感じる羽目になります。

 

 絶対に絶対に新卒で療養型病院・病棟に行くのはやめましょう。

 

 以上!クリニックや健診センターなど、日勤の職場に転職することに不利な病院や科目を挙げさせて頂きました。 

 この記事が、少しでも、悩める看護学生の方に届けばいいな、と思います。

 

 

↓ ランキングに参加しています!よろしくお願い致します!

 


看護大生ランキング
看護師ランキング