海のまにまに

社会人三年目看護師の青海波の備忘録。転職3回、辞めたい、やる気ない看護師のための生存戦略について書きます。ついったー→@M3TrEpFEYj8F0ac

派遣の訪問入浴のススメ!

 

 こんにちは!青海波です!

 

 有毒看護師アカウントでも散々呟いていましたが、今回は派遣の訪問入浴について書いていきたいと思います!

 

 何と言っても、訪問入浴の派遣は魅力的ですよね。

 日給も高いですし、学生さんでも出来るぐらいなお仕事です。

 また、普通に病棟で働いている方でも、夜勤明けにやっている人もいるんだとか。

 私も今の職場に入職する前はよくやっていました。

 

 でも、実際、どんな現場に行くのか想像出来ず、二の足を踏んでいる方も多いと思います。

 本日は、そんな派遣の訪問入浴について、お話しましょう。

 

目次

 

 

 

訪問入浴とは

 訪問入浴とは、その名の通り、利用者の方のご自宅に直接出向き、入浴が出来るように介助するサービスです。

 もちろん、寝たきりの方から、自立はしているものの、転倒のリスクがある方まで、さまざまな方が利用されています。

 だいたい1日に7~8件のお宅を回り、入浴介助をしていきます。

 

 最初に私が驚いたのは、当たり前と言えば当たり前のことなのですが、本当に組み立て式浴槽を利用者の方のご自宅の一室で組み立て、マットを敷き、お湯を張ったところですね。

 なんの変哲もないお部屋の中に、突如として(きちんと組み立てますけど)浴槽が出現した光景はなんとも言えない、非日常の中にいるような心地がしました(笑)

 

 このようなこともあるため、もちろん、訪問入浴は看護師一人で行うわけではありません。

 必ず看護師以外にも、オペレーターとヘルパーがいます。

 オペレーターは、主に運転手+浴槽の組み立てを行う人で、現場の監督的ポジションの方。

 ヘルパーは文字通り、身体介助をメインとしたポジションの方ですね。 

 

訪問入浴での看護師の役割

 では、看護師は何をするのかと申しますと、主に、浴前浴後のバイタルサイン測定と、浴中のアセスメント、ヘルパーと同様身体介助と、浴後に処置がある場合は処置、あと入浴記録を行います。

 まぁこう書くとちょっと難しそうですが、なんのことはございません。
 最低でもバイタルサイン測定と記録さえ書ければなんとかなります。
 身体介助やオムツ交換はヘルパーがメインでやってくれますし、処置がある場合もきちんと教えてもらえます。
 入浴の判断も、普段利用者さんを見ているオペレーターとヘルパーが主に行うので、看護師はバイタルサインを伝えるだけで大丈夫です。 
 入浴記録も、浴中何も問題なければ「n.p(no problem)」で大丈夫ですし、そもそも初回でなければ前回の記録があるはずなので、それを見て書けば形式はOKです。

 処置は、基本的には軟膏の塗布や褥瘡に対する処置が多いですね。
 利用者によっては、ご自分で薬を塗ってくださるので、それを見守る場合もございます。
 たまに、吸引や胃瘻の処置をすることもありますが、それはそれぞれの会社によりますね。

 

給料はどれくらい?

 単発の訪問入浴だと、事業所ごとに日給と時給で定め方が違いますが、だいたい一日15000円~と考えて差支えないでしょう。

 時給だと、1800円~ぐらいのところが多いので、日給のところより少し高くなります。

 ただ、注意して頂きたいのは、急に予定変更をされる場合がある、ということです。

 利用者のキャンセルがあると、当然その分の時間は空くので、一日に働く時間が短くなってしまい、当初の予定よりも給料が少なくなってしまう場合がございます。

 一回そういうことがあったため、それ以降、私は日給で提示されている事業所の仕事に入っていましたね(笑)

 

 残業代や交通費は、全額支払われるのが普通ですので、そこら辺の心配はいりません。

 

訪問入浴を行う時の注意点

 訪問入浴を行う時の注意点やデメリットとしては、以下の点が挙げられます。

  1. 車に酔いやすいとアウト
  2. どんなお宅でも行きます
  3. 小さい事業所ほどブラック&重処置

 

 1は当然のことですが、車酔いしやすい人は要注意ですね。

 利用者のお宅にいる時以外は全部車移動なので、酔い止めの薬などで対策をした方がいいと思います。

 あと、事業所によっては、車にシートベルトが無い場合もありますので、その辺もご承知おきください。だいたい前に手すりがあって、そこに捕まる形にはなるんですけどね。

 

 2は、本当にどんなお宅でも行きます。

 綺麗に整理整頓されて、整えられたお宅ばかりではございません。

 中にはゴキブリが徘徊しているようなお宅もあります。

 私がお邪魔したところでは、トイレの扉が壊れていて、処置中ずっと汚臭が漂っていたお宅もありました……(涙目

 なので、替えの靴下とかは持っていた方がいいですね。

 

 3も、覚悟した方がいい事項です。

 まだツ〇イとかセ〇トケアの大手辺りであればまだホワイトなのですが、それ以外の、聞いても思わず首をかしげてしまうような事業所だと大概ブラックです。

 

 募集の段階で、「制服貸与」でないところは大概ブラックだと思った方がいいです。

 

 そのようなところは、大手の訪問入浴会社では受け入れを拒否されたレベルの利用者が多く、処置が重い場合があります。

 具体的には、胃瘻や吸引、深めの褥瘡の処置ですね。大手ではまずそのレベルの利用者はいません。

 

 まぁ、でも、往々にして、そのような小規模のところの方が、日給だったりするんですけどね。

 どこの事業所でも、派遣であれば残業代はきちんと出るのでご心配なく。

 

派遣の訪問入浴をやるためには

 派遣の訪問入浴をやるためには、もちろん、看護師の派遣会社に登録しなければいけません。

 私の場合は、メディカルコンシェルジュの、MCネットを使いました。

 

 全国の訪問入浴の事業所と繋がりがありますから、きっとあなたが通える範囲の事業所もある筈ですし、訪問入浴以外にも、病院やクリニック、デイサービスの派遣もありますから、とてもおススメですよ!

 

 

最後に

 有毒看護師アカウントでも呟いた話ですが、

 

「訪問入浴では、派遣の看護師はチヤホヤされるのか?」

 

 結論から申し上げますと、

 

 されます!めっちゃされます!

 

 たまたま私が行ったところが良かっただけかもしれませんが、されました!

 

 どうやら看護師が足りないらしく、私みたいなペーペーでも「すごい助かる!」みたいな扱いでした!

 

 いや~やっぱ資格って強いですね~(笑)

 人から必要とされて、肯定されるって、凄くいいですね~♪

 

 自己肯定感を高めるためだけにやっても良いバイトですよ、これ(笑)

 

  

 病棟に疲れて解放されたくなっている看護師の皆さま、是非是非、ご検討くださいましね。